プレハブ住宅の契約

契約前の打合せが大切

現在では、プレハブ住宅はすべて受注生産方式がとられているので、本契約が完了しないと実際の作業は進みません。
そのため、この場合は工事契約前の打合せが非常に重要になります。
打合せには充分な時間をかけて、納得がいくまで行ないたいものです。
同時に、打合せの記録をとり、営業マンに確認してもらい、保存しておくことも大切です。

打合せで理解できない所があれば、専門家に聞きにいくようにしましょう。
プレハブメーカーは工事請負契約では最小限の設計図書しか提出しないので、場合によっては各工事の設計詳細図を請求することも必要です。
また、打合せで合意ができてはじめて、設計図にその内容が描かれるわけですが、完成した設計図は建て主側で改めて確認する必要があります。

しかし、内容が専門的なので、自分ですべてをチェックすることはできないはずです。
したがって、その場で契約するのではなく、書類を持ち帰って専門家にチェックしてもらうようにしてください。
プレハブ住宅の場合、契約までの流れは、基本的に次のように五段階に分けられます。

◎第一段階
建て主とハウスメーカーが情報交換をする過程です。
これは、展示場を見たり、営業マンの話を聞いたり、アンケートを書くことで始まります。

◎第二段階
ー話が進む過程です。
このとき、会社によっては3万~10万円程度の「申込金」などを請求されることがあります。
これは契約成立時に契約金の一部として充当され、不成立の場合は返還されるべきものなので、そのことを確認したうえで支払いましょう。

◎第三段階
敷地の調査です。
調査内容は「敷地の測量やその状態」「土地の所有者」「建築基準法などに関わる必要事項」です。
これらの費用は有料とされています。

◎第四段階
調査資料をもとにした数度の打合せの後、設計図が作成されて、見積書が提出されます。
この第四段階の時点で、会社によっては「設計契約」を要求してくることがあります。
これには、建築の「確認申請料」なども含まれているはずなので、確かめてください。
また、本工事の「仮契約」を求める会社もあります。
仮契約であっても、内容をよく確かめてから署名捺印をしてください。
これは建て主に建築の決断を迫るとともに、顧客を他社にとられるのを防ぐためのものと考えてよいでしょう。
なお、「仮契約書に署名捺印をしても、それが無条件に解約できるかどうか」を確かめ、それを明記させてください。

◎第五段階
契約条件がそろい、「本契約」となります。
契約内容は各社で独自につくられたものが大部分です。
会社によって、契約書は一枚、だけのところもあれば十数枚にわたるものもあります。
いずれにしろ、契約条件が明確であるために、図面や見積内訳書などがそろっていることが重要です。